広報よこはま都筑区版 2023(令和5)年8月号 テキストデータ 5ページ 特集1 ●認知症になっても安心して暮らせるまち都筑 ~認知症サポーターになろう!~  認知症の人とその家族を温かく見守ることは、みんなが住みやすい、住み続けたいと思えるまちにつながります。 ◆Check!1 認知症サポーターって何をするの? ◇できる範囲でいい!  認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、自分のできる範囲で活動する「応援者」のことです。何か特別なことをするわけではありません。身近に認知症の人がいる時にそっと見守り手助けをします。認知症の人やその家族の皆さんにとっては、周囲の温かい理解が支えになります。  認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりのためには、皆さん一人ひとりの力が必要です。都筑区では27,594人(区在住の約8人に1人)の認知症サポーターが誕生しています。(2023年3月末現在) ◆Check!2 認知症サポーターになるには? ◇90分程度の講座を受けるだけ!  認知症キャラバン・メイト※が行う「認知症サポーター養成講座」を受けることで誰でも「認知症サポーター」になることができます。受講は無料で、認知症の基本的な知識や対応方法が学べます。講座を受けるとサポーターブックと受講した証として認知症サポーターカードがもらえます。 ※キャラバン・メイトとは…「キャラバン・メイト養成研修」修了者で、認知症サポーターの育成にあたって、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法等を地域住民に伝える講師役です <キャラバン・メイトの声> 「学校の生徒にも伝わっていると感じています。」 都筑区のキャラバン・メイト小泉(こいずみ)さん  私がキャラバン・メイトになったのは、母が認知症になったためです。発症当初、認知症という言葉は知っていましたが、対応の仕方が全く分からず、母を辛い目にあわせてしまいました。認知症サポーター養成講座の時、いつもその話をします。これまで区内の中学生に講座を行ってきましたが、生徒の祖父・祖母あたりがそのような辛い思いをしてほしくないとの思いが生徒にも伝わっていると感じています。 中学校での認知症サポーター養成講座の様子 <受講者の声> 「すべてのお客様への対応に生かすことができています。」 イトーヨーカドー ららぽーと横浜店 スタッフ 原(はら)さん ◇Q1:認知症サポーター養成講座を受けたきっかけは何ですか  A:会社からの声掛けで受講しました。 ◇Q2:認知症サポーター養成講座を受けてよかったこと、役に立ったことを具体的に教えてください  A:接客時に話のつじつまが合わない方や、同じ話を繰り返す方には、「もしかして…」と気づくことができるようになりました。 ◇Q3:認知症サポーター養成講座を受けた後、職場でどう生かしていますか  A:受講により対応方法を知ることで、わかりやすく優しい話し方を心掛け、否定をせず、目を見ながら、一言一言伝えるなど、すべてのお客様への接客に生かすことができています。 ◇Q4:今後認知症サポーター養成講座について、どのようにお考えでしょうか  A:若い方を中心に受講者が増えることで、今後認知症について多くの方と共通の意識を持つことができるといいなと思います。 ※株式会社イトーヨーカ堂は2012年に横浜市と地域活性化包括連携協定を締結しており、イトーヨーカドーららぽーと横浜店は、毎年認知症サポーター養成講座を受講されています 多くの人に受講してほしいと語る原さん ◆Check!3 認知症サポーター養成講座を受けたいときは 認知症キャラバン・メイト、区役所、地域ケアプラザが出前講座を行います。 ※受講場所をご提供ください ◇方法は下記3つ!問合せ先へ電話またはネットから! <対象> ・団体またはグループ(できれば5人以上) ・小中学校・高校の児童生徒 ・店舗従業員 ・公共施設の職員 ・自治会町内会の会員 ・ボランティア団体 など <お申込み・問合せ> その1 区高齢支援担当、またはお住いの地域の地域ケアプラザへ直接連絡 その2 ホームページから様式をダウンロードして記入し、区高齢支援担当へ提出 「都筑区 認知症サポーター」で検索または二次元コードから その3 その2のページ内リンクまたは市電子申請システムから申込み ◆認知症に関する区のイベント ◇認知症パネル展 日にち 9月1日(金)~6日(水) 場所 区総合庁舎1階区民ホール 認知症を理解し、一人ひとりができることを考えるきっかけになるようなパネルやリーフレットの展示 ◇認知症フォーラム 日にち 9月9日(土) 場所 都筑公会堂 くわしくは9ページの「区役所からのお知らせ」へ 問合せ 高齢支援担当 電話 948-2306 FAX 948-2490