西区版/広報よこはま2024(令和6)年9月号/12ページ 〇あなたの思い聞かせてください 西区で輝く人にインタビュー このコラムでは、「地域のつながり」「住み続けたい街」をテーマとして、地域に根差した活動に取り組む人・団体の皆さんにインタビュー。活動内容を紹介するとともに、活動に込めた思いや考えをお話しいただきます。 ●第3回 パレステージふれあい会 会長 齊藤道久さん 自治会・町内会の区域で結成され、ひとり暮らし高齢者世帯や高齢者のみ世帯などを見守り・訪問しているふれあい会。西区ではふれあい会が52団体結成されていて、地域のボランテ ィアの皆さんが日々活動しています。今回は、昨年度結成されたパレステージふれあい会の齊藤会長にお話を伺いました。 ・ふれあい会を立ち上げたきっかけと経緯を教えてください 来年でマンションが建って30年になりますが、建った当初から住んでいる人が多いため高齢の人が増えてきたように感じていました。ひとり暮らしの人もだんだんと増えてきて、見守りをした方が良いのではないかなと考えていたところ、訪問時のお菓子代などを助成してもらえるふれあい会のことを知り、やってみようと思いました。見守りをしてくれる担い手さんについては、一人ひとり直接声を掛けてお願いして、現在は6人で活動をしています。担い手さんの中には保健活動推進員など他の活動をしている人もいますが、両立しながら頑張ってくれています。 ・見守り活動において、大変だと思うことや工夫していることはなんですか 家にこもられてしまうとお声掛けが全くできなくなってしまうことが難しい点だなと感じています。さらに新型コロナウイルス感染症の流行以降、人が集まる機会が少なくなり、ますます様子を伺うことが厳しくなってしまいました。今はなるべく人が集まるイベントを企画してそこに参加してもらうことを心掛けていて、今年度は焼き芋大会などを実施する予定です。また、マンションの立面図に見守り対象者さんの名前を書き込んだ紙を用意することで、ベランダ側から見て電気がついているかの確認をしやすくしたり、LINEで担い手のトークグループを作って日々情報共有するなど工夫しています。さらに、ひとり暮らしの高齢者を見守る際は家族の連絡先を教えてもらい、入院や施設に入る時には連絡をもらうなど、家族との連携も進めています。 ・活動していて良かったと感じたエピソードを教えてください 退院後は歩くのも大変だった見守り対象者さんが元気になる姿を見た時、自分のことのようにうれしかったです。また、家族に不幸があった人を訪問した時に家に上がってゆっくりお話を聞かせてもらったことがあり、少しでも役に立てたのではないかなと感じ、活動していて良かったと思いました。これからも見守りや訪問をすることで喜んでもらえたり支えになれるふれあい会でありたいと考えています。 ふれあい会についてはこちら ◇キャプション:笑顔で活動について語る齊藤会長 次回(11月号)は 西区主任児童委員 代表 伊藤美紀さん 問合せ 広報相談係 電話320-8321 FAX314-8894