広報よこはま 金沢区版 令和3年1月号 No.279 多文化共生の実現へ! 金沢区ってこんなところ 〜互いの文化を認め合う、暮らしやすい金沢区へ〜 港まち横浜は、昔から多文化交流の盛んなまち。金沢区にも70か国を超える外国籍の人が暮らしています。いろいろな文化の人々が、お互いを尊重する暮らしやすい金沢区へ。地域で生き生きと暮らす外国にルーツを持つ人たちに、金沢区や各国のお正月についてインタビューしました! ビリヤ・レアンドルさん (国籍:フィリピン) ●金沢区での思い出は?  大みそか、家族と一緒に海の公園に行きました。ビーチでピクニックをして釣りをしてみましたが、何も釣れませんでした。しかし、八景島シーパラダイスからの花火大会は素晴らしかったです。とても楽しかったです。 ●金沢区の住み心地は?  娘の学校がすぐ近くにあり、公園で遊んだり、夜も歩けたりと安全だと思います。放課後、かもめ教室(※)に行き、たくさんの国の子どもたちが勉強していてすぐに慣れました。このような居場所がありうれしいです。 (※)かもめ教室・・・外国につながる子どもたちのための日本語支援教室 ●フィリピンのお正月の様子は?  多くのフィリピン人が大みそかに集まり、「Media Noche(メディアノーチェ)」として知られる深夜の食事で祝います。花火に火をつけ、たくさんの音を立てて悪霊を追い払うのが伝統です。また、餅を食べて家族の絆を深めます。 レルトラ・律子(りつこ)さん (従前の国籍:ペルー) ●金沢区での思い出は?  中学生の頃、横浜市立大学で行われていた学習支援の場に行き、外国にルーツを持つほかの子どもたちと知り合えて、居場所を見つけられました。お互いの家族の日常的な習慣の違いなどを共有し、とても楽しかったです。 ●金沢区の住み心地は?  生活に必要な物が全体的にまとまっています。買い回りができるスーパー、大きくてきれいな公園などがそろっていて、外国人にとっては住みやすいと感じます。 ●ペルーのお正月の様子は?  お国柄として大勢で集まるのが好き。子どもの誕生日や新年は、盛大に飾り付けをして家族や友達と祝います。新年には幸運を呼ぶ色として、黄色い下着を男女問わず身に着けて年越しをします。 河村 美歩(かわむら みほ)さん (国籍:韓国) ●金沢区での思い出は?  金沢区は自分の育ったソウルと違い、海が近いので心が落ち着きます。子どもが保育園の時になかなか周りに声をかけられなかったのですが、韓国ドラマがきっかけで仲良くなりました。分からないことを聞くことができ、とても助かりました。 ●金沢区の住み心地は?  金沢区は魚、肉、野菜がそろっていて、海でわかめもとれるし、良いところです。横浜は交通が便利で、電車やバスが多く助かります。 ●韓国のお正月の様子は?  お正月は「ソル」と言います。トック(餅)とマンドゥ(ぎょうざ)を入れたお雑煮を食べます。先祖にささげるお供え料理を作り、男性は祭礼をします。皆、ハンボク(チマチョゴリ)を着て、新年を迎えます。 金沢国際交流ラウンジ(金沢区役所2階) 電話:786-0531 ファクス:786-0532  地域の多文化共生、国際理解につながる窓口として、金沢区役所2階に設置しています。外国人市民への情報提供や相談対応のほか、日本語教室の開催、通訳ボランティアの派遣、交流事業などを区役所の窓口と連携しながら実施しています。 開館時間:9時〜17時 休館日:日曜日・祝日・年末年始 <主な多言語対応> ●英語(月〜土曜日9時〜17時) ●中国語(水曜日9時〜13時) ●スペイン語(木曜日13時〜17時) ※その他の言語についても横浜市多文化共生総合相談センターと連携して対応できます。 金沢国際交流ラウンジではボランティアを募集しています  語学ができなくても大丈夫!皆さんができることを、ボランティアという形で活用してみませんか?お気軽に金沢国際交流ラウンジまでお問合せください。 <下記の部に分かれて活動しています> ●日本語部(大人向けの日本語教室で教えてくださる人) ●こども部(子どもに寄り添って学習を進めてくださる人) ●情報広報部(広報活動、通訳・翻訳に興味のある人) ●交流企画グループ(外国人との交流イベントに興味のある人) この特集に関する問合せ 区民活動支援担当(6階601) 電話:788-7804 ファクス:788-1937